各コンピュータ言語の基礎中の基礎、標準出力について説明します。
Pythonでの標準出力ではPrint
という関数を使用します。
Print
は特にモジュールのimportは不要です。
使い方
Printは下記のように
print({標準出力したい値})
という形で出力をすることができます。
例えば、Hello,World
という文字列を呼び出す際は
print('Hello,World')
とします。
また、String文字列は直接出力できません。
print(Hello,World)
はエラーとなるため、String文字列は必ずシングルクオートやダブルクオートで括る必要があります。
int型は標準出力が可能なので、
print(1)
とした場合は1が出力されます。
%演算子
Pythonには剰余演算子としての「%」の他に文字列に対して用いるフォーマット演算子として使用する方法があります。※Python3系ではあまり推奨されていない。
print('%s' % 'hoge') >>> hoge
文字列の後ろで指定した文字列/変数に置き換えることができます。
上記例では%演算子の型として'%s'を指定していますが、変換したい型に合わせて使用します。
変換型 | 意味 |
---|---|
'%d' | 符号付き10進整数 |
'%i' | 符号付き10進整数 |
'%x' | 符号付き16進数(小文字) |
'%X' | 符号付き16進数(大文字) |
'%e' | 指数表記の浮動小数点数(小文字) |
'%E' | 指数表記の浮動小数点数(大文字) |
'%f' | 10進浮動小数点数 |
'%F' | 10進浮動小数点数 |
'%c' | 文字一文字 |
'%r' | 文字列(repr()で変換) |
'%s' | 文字列(str()で変換) |
複数文字列を置き換えたい場合は下記のように
print('%s,%s' % ('Hello','World') )
任意の数分、置き換えする文字列/変数を用意する必要があります。
フラグを使用することで、置き換えする文字列/変数に変化をかけることができます。
フラグ | 意味 |
---|---|
'0' | 数値型に対してゼロによるパディングを行う |
'-' | 変換された値を左寄せにする |
' ' | 符号付きの変換で正の数の場合、前に一つスペースを空ける |
'+' | 変換の先頭に符号文字をつける |
数字(0以外) | その桁数になるように出力 |
例えば
number = 1 print('%000s' % number )
とした場合、フラグに0を指定しているので
>>> 0001
と表示されます。
fstring
Python3.6から文字列整形シンタックスのfStringというものが実装されました。 Pythonコードの実行結果を、文字列に変換することが出来ます。
例えば
name = "tsubock" age = 33
と変数`nameと変数
age`にそれぞれ文字列を代入した場合、
print(f"Hello, {name}. You are {age}.")
と実行した時には
>>> Hello,tsubock. You are 33.
という形で置き換えることができます。