Google Readerヘビーユーザだった私は、現在はInoreaderを使ってRSSを購読しています。InoreaderやFeedryなどの外部サービスはGoogle Readerのようにサービス終了または完全有料化してしまうかもしれないので、自前でRSSリーダが用意できないかなと思ってたところ、OSSのRSSリーダーでTinyTinyRSSというものがあったので、試してみました。
TinyTinyRSSとは
TinyTinyRSSはOSSのRSSリーダーです。FeedlyやInoreaderで課金しないとできないような機能、例えば広告の除外などもTinyTinyでは無償で利用することができます。ただし自分でインストール・設定を行うため、少しハードルが高めとなっています。とはいえ、一回導入できてしまえば、あとはfeedの追加/削除くらいだと思います。今回は通常のインストールよりも更にハードルが低い、Dockerコンテナをdocker-composeで利用してみたいと思います。
インストール
さっそくTinyTinyRSSを構築します。今回はDockerコンテナで検証を行いますので、リポジトリをクローンします。
$ git clone https://git.tt-rss.org/fox/ttrss-docker-compose.git ttrss-docker
$ cd ttrss-docker
リポジトリに上がっている設定をローカルにコピーします。
$ cp .env-dist .env
.env
にはポートやホストの設定が入っています。変更が必要であれば、適宜変更してください。
$ cat .env # Copy this file to .env before building the container. # Put any local modifications here. POSTGRES_USER=postgres POSTGRES_PASSWORD=password OWNER_UID=1000 OWNER_GID=1000 # You can keep this as localhost unless you want to use the ssl sidecar # container (I suggest terminating ssl on the reverse proxy instead). HTTP_HOST=localhost # You will likely need to set this to the correct value, see README.md # for more information. SELF_URL_PATH=http://localhost:8280/tt-rss # bind exposed port to 127.0.0.1 by default in case reverse proxy is used. # if you plan to run the container standalone and need origin port exposed # use next HTTP_PORT definition (or remove "127.0.0.1:"). HTTP_PORT=127.0.0.1:8280 #HTTP_PORT=8280
設定を確認して問題がなければ、下記コマンドで起動を行います。
$ docker-compose up -d
触ってみる
問題なく起動できたことを確認出来たら、設定ファイル(.env
)のSELF_URL_PATHに記載されているURL(デフォルトは`http://localhost:8280/tt-rss
)にアクセスしてみましょう。
ログイン
初期ログイン時のアカウントは
- "user":"admin"
- "password": "password"
です。上記アカウントでログインしてみましょう。
購読登録
購読の登録は右上のハンバーガーメニューから購読登録を押して
出てくるダイアログに購読したいFeedのURLを貼り付ければ完了です。
今回は自分のサイト(https://www.tsubock-lab.xyz/)を登録してみました。
自分用に構築できると、feedリストを外部公開したくない場合などにも使えて便利かと思います。
参考: