CTF用にKali Linux環境を用意していたのですが、
- 公式のovfでVartualBoxにインポート ⇒ 動きがもっさり
- 公式のISOでVartualBoxにインストール ⇒ インストール完了後にブラックアウトして動かない
- DockerでKali Linux落としてきてVNCServerを立てる ⇒ うまくいかず・・・
ということでハマりまくっていたのですが、WSL2のKali LinuxでGUI操作できるということを知って、試してみました。
前提条件
前提としてWindows10環境にWSL2及びKali Linuxをインストール済みの環境で実施します。
Kali LinuxをGUIで使うセットアップ
Kali Linuxのパッケージを最新化しておきます。
$ sudo apt update $ sudo apt upgrade
次にKali-win-kexというパッケージをインストールします(以降Kexと表記します)。このパッケージを使うことでVNC接続でWindow10からWSL2へアクセスすることができるようになります。
$ sudo apt install kali-win-kex
インストールが完了したらバージョン情報を確認してみます。
$ kex --version 2.10
バージョンが表示されていれば、インストールができています。
Kexを起動する
早速Kexを起動してWSL2のKali LinuxをGUIから使用してみたいと思います。
$ kex
起動するとVNCViewerとか使用せずともGUI画面が表示されます。
GUI操作ができるようになるので、パッケージの更新やら、必要なアプリケーションのインストールやらをしましょう。
Kexを終了する。
Kexを終了してWindows10環境に戻る場合はF8
キーを押してメニューを表示させます。その中でExit Viewerというのを選択するとKexが終了します。Kali Linuxが終了しているわけではないので、不要であればexitして終了しましょう。
また、F8
キーのメニューの中にFull screenというチェックボックス項目があるのでチェックを外すと、Full screenが終了するので、Windowsに一旦戻ることができます。
まとめ
結構簡単にWSL2上のKali LinuxをGUIで使用できることがわかりました。
Ubuntuなんかも簡単にGUIで使用できるようにならないかなぁ。。。
参考サイト
WSL 2 の Kali Linux で Win-KeX (kali-win-kex) を使う場合の注意点
[[初心者向け]Kali Linux on WSL 初期設定 最強への育て方](